とにかくXXを社長にしなさい(とある勤務医のプライベートカンパニー物語)

勤務医のしょぼい起業(の手伝い)の雑記録です。皆様の役に立つような立たないようなブログを目指します

初めての法人株式投資- プライベートカンパニー編

こんにちは、しょぼ医タレブです。

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我が社も、ぼちぼち業務の環境が整ってきました。

具体的には、

#1 法人銀行口座開設

#2 法人クレジットカード取得

#3 税理事務所との契約

#4 経理ソフトの導入

と、一応、プライベートカンパニーとしての体裁はほぼ完了です。

いくつか、取引先も確保できました。

そして、プライベートカンパニー設立のもう一つの目的にも少しづつ取り組んでいます。

そう、

プライベートカンパニーでの株式投資

です。今日は、まだ始めたばかりですが、個人での株式投資と比較して、良かった点、悪かった点を3つ紹介します。

1. 譲渡益確定後、すぐには課税されない

株やってる人、わかりますよねー。よしよし、今日の上げで50万はプラスかな、

と思って数日後に入金額を確認すると、きっちり20%引かれて、手数料も引かれて

30万円台になっており、愕然とする時の気分です。

もちろん、理屈では十分に理解していても、やっぱり取引の度に税金分引かれると

メンタル的にも投資効率的にも好ましくありません。

でも、法人で投資をすると、あたりまえですが一旦は譲渡益が全額入金されるのです。

これは、思ったよりも気分が良いものです。

2. こまめに利確をするようになった。以前よりも損切りが遅くなった

上の項目とも関係しますが、個人の場合は利確するたびに、税金が引かれると思うと、

そのままホールドしてしまい、利確のチャンスを逃すこともしばしばありました。

しかし、法人の場合は20%上昇したら利確、などルールを決めて機械的に運用することが、

以前よりもたやすくなりました。また、逆に暴落時もメンタルが持たずに狼狽売りをすること

が少なくなりました。これは、損失が9年間繰り越されることや、次に述べる決算時の時価評価

が関係してきます。今回のウクライナショックでも、以前だったらすべて損切りしていたと

思いますが、なんとか持ち堪えてある程度株価が回復するまでホールドすることができました。

3. 決算時の含み益に課税されることを考える必要がある

これが株式投資において、個人と法人が最も違う点だと思いました。個人の場合はどれだけ含

み益があってもひたすらホールドすれば良いのですが法人の場合はそうはいきません。実際に

キャッシュアウトするために、まだまだ成長すると思っている株もなくなく手放す必要がでて

くることも想定されます。そこで、損切りをあえて遅くして、帳簿上の利益を少なくすること

も考える必要があります。しかし、その場合は資産を右肩上がりにしていくことはなかなか

困難です。

これからの方針

我が社の設立の主目的は、如何に課税収入を減らすかです。そこで、いまは戦略として、

# なるべくこまめに利確、キャッシュとして実現させ、経費として用いる

# もし損失が出た場合は、時価評価の際の相殺に使える。そこで、下値がある程度限定的と

思われる減配リスクの低い高配当株を保有株の中心とする。ある程度長期間塩漬けにしても、

配当でなんとか賄う。

# アクティブ運用を行うファンドマネージャーの気分で、冷静に運用する。

ことを目指しています。

本当は米国株も法人で投資したいのですが、その際の会計処理がとても大変なようで、

税理士さんからストップがかかっています。

法人投資をすることで、一歩引いた目で資産運用を考えることができるように

なりそうです。

それでは、また!